誰かのためにサンダルを揃える年長児(2025-10-28)
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今回は、私たちのトイレでひそかに活躍している、年長さんの数名の園児さんたちの素敵な習慣についてご紹介したいと思います。
トイレのスリッパ(サンダル)、使った後にくるっと向きを変えて並べる。これは園でもお家でも大切にしているマナーの一つですね。でも、年長さんの中には、自分の使ったサンダルだけでなく、誰かが脱ぎっぱなしにして乱れているサンダルまで、そっと直してくれているお友達がいます。
これは、「次の誰かの使いやすさ」を考えた、心温まる行動です。
乱れているサンダルに気づく「観察力」
「直しておこう」という「思いやり」
誰にも言われなくても行動する「自律性」
彼らの行動は、まさしく年長さんらしい、素晴らしい成長の証です。
整えてくれた年長さんたちのおかげで、 「ありがとう、気持ちよく使えたよ!」 「ありがとう、おかげでサンダルが履きやすかったよ!」
という目には見えない「ありがとうの輪」がトイレから広がっていると感じています。
誰かのために行動できる心は、生きていく上でとても大切な力です。私たちは、そんな優しい行動を見逃さず、「〇〇くん、みんなが使いやすくなるように揃えてくれて、ありがとう!」と、感謝の気持ちを伝えていきたいと思っています。


